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睡眠について

人間は大脳に頼って生きており、その「大脳を創り、育て、守り、修復し、よりよく活動させること」が睡眠の役割で、しかも睡眠不足に最も弱いのが大脳であるそうです。とりわけ「発達した大脳をもつ高等動物にとっては、睡眠の適否が高次の情報処理能力を左右することになります。質の良い眠りをとらないかぎり、質の高い生活ができません。“よりよく生きる”ことは、とりもなおさず、よりよく眠る”ことなのです。」
ここでは睡眠についてのあれこれを紹介します!

睡眠は脳の仕事です!
身体の状態を監視してコントロールする脳は、休息が必要となった時に眠りの信号を脳へ送ります。つまり、睡眠中でも活動する脳(脳幹と前脳基底部)が、脳(大脳皮質)を休息させることによって眠くなるといわれています。

眠りのメカニズム
一般には、入眠すると浅いノンレム睡眠を経て深いノンレム睡眠へと達し、さらに浅いノンレム睡時計眠へ戻ってからレム睡眠に入ります。このノンレム睡眠を経てレム睡眠が終わるまでを「睡眠周期」と呼び、およそ90分かかります。成人の場合、一晩に8時間眠る人は睡眠周期を5回、6時間ならば4回繰り返しているわけです。その際、レム睡眠が終わるごと、即ち90分ごとに目覚めやすくなります。

眠りの種類と役割
【レム睡眠】
(Rapid Eye Movement - 急速眼球運動を伴う眠り)

覚醒への準備のため大脳を活性活動に向かわせる状態にあります。脳が覚醒に近い浅い眠りで、夢を見ても覚えていることがあり、眠っていても眼球は動き、筋肉の緊張が解けて身体もぐったりしています。
【ノンレム睡眠】
(Non REM - レム睡眠でない眠り)

大脳を鎮静化させる状態にあります。浅いまどろみの状態(段階1〜2)から、ぐっすりと熟睡した状態(段階3〜4)まで4段階に分けられます。深いノンレム睡眠の時、成長ホルモンの分泌によって大脳の修復が行われています。

寝入りの3時間

睡眠時間が長くなるにつれ、レム睡眠の割合が多くなり、ノンレム睡眠は少なくなります。従って、最初の2回つまり深いノンレム睡眠が含まれる寝入りばなの約3時間は、眠りを妨げられないようにすることが特に大切です。ノンレム睡眠の時に無理矢理起こされると、目覚め感は良くありません。

快適な入眠の条件
生物時計には標準時というものがあるわけではなく、針が進んでいる朝型とか遅れている夜型のように個人差があります。眠気のリズムは体温リズムと密接に関連し、体温のピークが早めにくる人は朝型、遅めにくる人は夜型といえます。体温がピークから下がっていく時に眠気が起こるため、体温の下降時と就寝時刻が合うと寝つきがよくなります。入浴や軽い運動で体温を上げ、下がりはじめたところで寝ても効果があります。

女性の眠りと男性の眠り

思春期から更年期までに月経周期や妊娠のある女性は、生殖活動にともなって脳下垂体ホルモンと女性ホルモンが大量に分泌されます。なかでも女性ホルモンは、眠気を抑制する効果のある卵胞ホルモンと、眠気を促進する効果のある黄体ホルモンとがあり、卵胞期は眠気が少なく、黄体期は眠かったり気怠かったりするため、ホルモンのリズムに合わせた生活を心がけることも大切です。一方、男性の場合は男性ホルモンの変動もなく、ほとんど睡眠には影響を及ぼしません。
  高齢になると深い眠りが得られなかったり、居眠りが増えたり、夜中に目覚めたりして、加齢とともに睡眠効率が悪くなります。これを睡眠時間を長くすることで補うようになると、眠気が早くおとずれ就寝時刻も前に移動します。このようなバランスをとることより、大人の眠りは脳を守っているといえます。

子供の眠り

深いノンレム睡眠の時、脳下垂体から成長ホルモンが大量に分泌され、身体の組織を修復したり、発育を促す作用があり、睡眠が脳を発達させるとされています。生物時計が未完成の幼児期は睡眠総量が多く、「寝る子は育つ」の諺どうり子供の眠りは脳を創っているということができます。


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